【ミリタリー03】2022SS|春夏に軽く纏う、wjkの本物のミリタリー。

【ミリタリー03】2022SS|春夏に軽く纏う、wjkの本物のミリタリー。 - wjk

ミリタリーデザインを得意とするwjkの2022 SSのラインナップでは、ミリタリーらしさやディティールにこだわりながらも、春らしく着ることのできる軽やかさや素材とのバランスを重視しています。


 01|officer coat

 

ヨーロッパの古着のニュアンスをミリタリーに落とし込んだステンカラーコート。将校が着用する外套(がいとう)をイメージしたクラシカルなデザインに、さらにヴィンテージ品のような表情をあえて加えています。

 

長く着古して裾が引き攣ったようなようなかたちを表現するために、表地よりも裏地を短くして縫製を行うひと手間を。また、縫製後にバイオ加工やサンドブラスト加工を施すことで、新品でありながら味わい深い佇まいに仕上がっています。

わざわざ幾重にも手間をかけた表現にこだわるのは、wjkが「アルチザンブランド」の持つ視点を重視しているからです。

 

 

アルチザンブランドとは

ヨーロッパには「アルチザンブランド」と呼ばれる、感性を持った職人が0から新しい価値を生み出してしまうようなブランドがあります。

全ての工程を自分自身の手で行い仕上げてしまう彼らは、型破りな発想を始点としながらも、それを形にできてしまう職人としての技も持ち合わせているのです。

wjkが色濃くその影響を受けたイタリアのブランド「C DIEM(カルペ ディエム)」は、伝説的なアルチザンブランドです。

カルペ ディエムには新しい服のあり方を着想する人間とそれを具現化する人間がいて、独自の世界観を表現してきました。

wjkでは、そんなアルチザンブランドのように「着想」と「技術」を掛け合わせるために、世にある名品をwjkならではの視点でアレンジをすることと、日本国内で貴重な織機や「生地」「技術」を有する産地の工場に服づくりを依頼することの双方を大切にしています。

アルチザンブランドでは時に労働者、浮浪者でさえもデザインのソースとする着眼点があります。

常人が日常的に着ているだけでは到達できないような服の状態に美を見出し、それを表現しようとする。

 

光の当たる華やかな場所だけがファッションの在処ではないのだと、その影も捉えるアルチザンブランドの視点。wjkでは名品の中にそんな普遍的価値を見出して服づくりをしています。

 

 

02|M43 cargo

 

米軍の傑作と言われるM51の前身とされるM43をアレンジしたカーゴパンツ。M51のように洗練されていない個性的な佇まいのM43の魅力を活かすために、横から見て大きいポケットを2つ設けるだけに。

本来はヘリンボーンツイルの厚い生地ですが、ライトなコットンポプリンのような素材で、夏でも軽く着られるようにしました。

 

ミリタリーの変わり種として買い占めるマニアもいるほど、根強い人気のあるM43。wjkはタイトなシルエットの服が多いですが、今回は本来のヴィンテージの太さが持つ魅力を表現しています。

 

 

03|german army trainer parker&pants​​​​

 

冷戦時代、分厚い壁によって東西に分けられていたドイツ。社会主義である東ドイツに比べ、資本主義により資金が潤沢にあった西ドイツでは、兵士の衣類の生産にも多く開発予算が当てられていました。

訓練用の服ですら洒落たディティールの多いヨーロッパミリタリーですが、当時の西ドイツでは衣類に限らず毛布などの寝具や地位の高い軍人用のデスクまでつくられていたと言います。

そんな背景を持つ西ドイツの軍隊へトレーニングウェアを納入していたのが、ドイツを代表するスポーツブランドであるアディダスやプーマです。

今回はそんな西ドイツ軍の訓練着であるジャーマントレーナーブルゾン、パンツをアレンジ。

ジャーマントレーナーと言えば、マルジェラが採用したドイツ軍のトレーニングシューズも有名​​です。

2つの異なる色で切り替える特徴的デザインをベースにパーカーとパンツのセットアップをwjkらしくシンプルに、ワッペンなどの要素は削ぎ落としたデザインにしています。

 

オリジナルは水色と濃い青などの不思議な配色ですが、モノトーンで落ち着いたカラーバリエーションにアレンジ。

ジャーマントレーナーらしいラグランスタイルはそのままにwjkらしいカットオフの切り返しにし、立ち襟ではなくパーカーに仕立てました。

 

wjkではジャーマントレーナーシリーズを2008年にも一度リリースしていて、当時は色や形もオリジナルに近いものでしたが、今回はアレンジを強めたデザインに。「多様化」と言いながら、どうしても流行りに迎合しがちなファッションの潮流の中、今、wjkが「自身の10年近く前のデザインを振り返ることでどんな価値を生み出せるか」に向き合った商品でもあります。

 

 

04|M41 field jacket

 

映画『プライベート・ライアン』の作中で兵士たちが着用している、1941年型のUSのジャケット「M41」。

本来はかなりオーバーサイズに作られたジャケットですが、wjkらしいタイトなシルエットに仕上げています。

ライダースジャケットの原型とも言えるM41のデザインは、本来はアクションプリーツや切り替えが施されていたり、ベルトや「エポレット」と言われる肩章が付いていますが、それらを排除することでシンプルに。

夏らしくすっきりと着られるジャケットに仕上げました。

 

 

ジッパーはYKKのラインナップ中最上位である「EXCELLA®(エクセラ)」を使用。海外製のジッパーではラッカーニなどの高級ブランドもありますが、日本製のYKKは精密な仕上がりと高級感を両立しシェア世界一の性能が魅力です。

 

wjkではミリタリーシリーズのパーツ選びにおいて、オリジナルデザインの再現やディティールにこだわるものはスイスのriri社製のものを。ハードな製品加工をするものや、ミニマムなデザインにアクセントを加えたいときにはブランドネーム入りYKKエクセラを、という使い分けをしています。

そうしたパーツの使い分けによって、ラインナップの中でディティールのこだわりを楽しむ服と、ライトに良いものを着こなすための服、それぞれのバランスを大切にしています。

 


春夏は軽い着心地のミリタリーを

ミリタリースタイルの服は、ディティールを極めるとどうしてもオリジナルが持つ重厚さやその再現性に目が行きがちです。

しかし、服は日常の中でこそその魅力を味わえる仕立てになっていなければならないとwjkは考えています。

春夏の時期であれば軽い素材にアレンジをしながら、ただ要素を削ぐのではなくミリタリーの文脈やディティールを楽しめるように。

また、あえて古着のようなディティールを施したこだわりの1着を、軽く羽織れるような仕上がりにまとめ上げるのもwjkならでは。

wjkではミリタリーにおいても名品と言われるデザインをリスペクトしながら、それを纏う日常にマッチしたデザインを大切にしています。

 

 

officer coat

¥60,500 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

M43 cargo

¥39,600 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

german army trainer parker

¥33,000 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

german army trainer pants

¥29,700 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

M41 field jacket

¥52,800 TAX IN

現在はお取扱いがございません。