wjk STAFFの推しアイテム|01 経年変化と共に足に馴染む靴。日本の職人がつくる唯一無二のスウェードサイドゴアブーツ。

wjk STAFFの推しアイテム|01 経年変化と共に足に馴染む靴。日本の職人がつくる唯一無二のスウェードサイドゴアブーツ。

wjkのアイテムを長年企画・販売してきたスタッフが語る、歴代の推しアイテム。数ある商品の中でもそのアイテムに愛着を感じるポイントや、長く愛用する中で加わった経年変化による魅力をご紹介。

今回wjkアイテムを語るのはセールススタッフの芳村。wjkが手掛ける日本製のスウェードブーツの魅力を語ります。


 

ー 芳村さんのwjk推しアイテムと、そのこだわりポイントは?

芳村:僕は元々入社前から、wjkは特にブーツが印象的なブランドだというイメージを持っていました。なので入社後すぐに購入し、実際に長年愛用しているスウェードのサイドゴアブーツをご紹介します。 

 

このブーツをはじめ、wjkが展開しているシューズの多くは、日本の靴職人さんが手がけています。厳選した素材でひとつひとつ丁寧につくられていることはもちろん、長く愛用いただけるようにその製法にもこだわっています。

紳士靴の代表的な製法には「グッドイヤー製法(グッドイヤーウェルト製法)」「マッケイ製法」という二つの製法がありますが、このブーツで採用しているのは「グッドイヤー製法」です。

マッケイ製法がアッパー(甲革)を底面の本底(アウトソール)に直接縫い付けるのに対し、グッドイヤー製法は一度アッパーと中底、「コバ」というパーツを一度縫い付けた後、本底に縫い付けることで仕上げます。

 

マッケイ製法はスリッポンなどライトに履ける軽い靴向きの製法ですが、ソールがすり減った場合の交換が難しかったりその回数に限度があります。一方、グッドイヤー製法はソールを何度も張り替えることができ、長く1足の靴を愛せるという魅力があります。

パーツも多く作業工程も複雑で手間もかかりますが、重量感もあり経年変化を楽しみながら履き続けるのに適した製法です。


ー 愛用する中で気づいた魅力は?

芳村:本来スウェードのケアとしてはご法度と言われていますが、履き込む過程でスウェードに靴墨を塗り込んでいます。見てもらってわかるように、長く履いているので擦れて艶も出てきてしまっていますが、スウェードにワックスなどを塗り込む工程はwjkでは新品商品にも採用している手法です。

あえて最初にワックスなどを塗り込んでスウェードの毛足を寝かせることで、履き込むごとに毛が立ってきたときの風合いを楽しんでもらうために採用している手法です。

 

ワックスなどを塗り込むことでスウェード自体が柔らかくなるので、伸びやすくもなりますが言い換えれば足馴染みもよくなります。底面のアウトソールにもコルクを使用することで、体重がかかるごとに足裏が接する部分の形状も自分の足に馴染んでいって、自分だけの唯一無二の1足に仕上がります。


ー ディテールデザインにおけるお気に入りポイントは?

芳村:サイドゴア部分を二重に、さらに上に重なる部分を斜めに配置することでゴムが伸びにくくなっています。また、wjkの靴は全般的にミリタリーの文脈を意識しているので、靴の先端をあまり尖らせずに丸みを帯びているのが特徴です。素材や製法にこだわった本格的なつくりながら、気負わずにコーディネートできる佇まいだと思います。

 

靴単体での魅力だけでなく服とのコーディネートを考えられていたり、さりげないこだわりを各所に配しながらも、長く愛用いただけるための手間は惜しまず妥協しない。それがwjkのブーツの魅力だと、僕は思います。


 

芳村:2022AWシーズンでも、新たにオリジナルのシューズをラインナップしています。スウェード以外にもレザーや、レースアップブーツなどこだわりのアイテムをリリースしています。ぜひご覧いただき、その履き心地を試していただけたら。

 

 

side gore boots
¥82,500 
TAX IN

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