wjk press blog "Ohta Design × wjk"

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こんにちは。
wjk プレスの藤原です。

今回紹介するのは、今シーズンの中でも少し毛色の違うコレクション。

Ohta Design × wjk。

wjkといえば、やっぱり無地。素材、シルエット、カッティング。余計なものをできるだけ削ぎ落としながら、服の良さを追求してきたブランドです。だからこそ、wjkがグラフィックを入れたアイテムを作るというのは、個人的にも少し新鮮でした。もちろん、wjkにもこれまでグラフィックアイテムはありました。

ただ今回のものは、いつものプリントTシャツとは少し違う。

そこには、今回のコラボレーションならではの理由があります。


Ohta Design × wjk

今回コラボレーションを行うのは、ハンドペイントアーティストとして活動する太田陸雄氏が手がけるOhta Design(太田デザイン)。そして今回フォーカスしたのが、wjkの創業当時から続く、ブランド唯一のアイコンとも言えるハトメタグです。

wjkを知っている方なら見覚えがあると思います。長年、ブランドのアイテムに付けられてきたあのディテール。今回、そのハトメタグから着想を得て生まれたのが、架空のキャラクター、「Mr Pigeon eye」

どこかユーモラスで、少し力の抜けた表情。でも、ただ可愛いキャラクターというわけでもない。

無機質でミニマルなwjkの服の上に、手描きならではの線や揺らぎを重ねることで、これまでのwjkにはなかった少し柔らかな空気が生まれています。

すべてのグラフィックは、太田氏による手描きの原画がベース。

アイテムごとに、「Mr Pigeon eye」の動きや表情も変えています。

今回は、その中から3型を紹介します。


“intro” cut-off S/S

まずは、今回のコラボレーションを象徴するような一枚。

wjkの定番である「cut-off short sleeve」をベースにしています。

裁ち切り仕様とハトメタグ。余計な装飾を削ぎ落とした、かなりミニマルなwjkらしいTシャツ。

そこに今回の「Mr Pigeon eye」を大胆にプリントしています。

個人的には、今回の3型の中で一番「wjkらしいボディとアートの組み合わせ」を感じるモデル。

ベースになっている素材は、wjkがブランド創設当初から使い続けている40/2コーマ度詰めスムース天竺。なめらかで美しい表面感がありながら、しっかりと耐久性もある。

長年wjkの定番Tシャツを知っている方なら、この素材の安心感は分かってもらえると思います。

シルエットは、現在のwjkの新定番であるスタンダードフィット。

ルーズすぎず、でも昔のようなタイトすぎるシルエットでもない。今の気分で着られる、大人っぽいワイドシルエットです。バックスタイルにも、wjkらしいカットオフのシームラインを配置。正面はアートワーク。

後ろから見ると、またいつものwjkらしいディテール。

このバランスが良いですね。


“relax” cut-off S/S

同じくcut-off short sleeveをベースにしたもう一枚。

こちらも「Mr Pigeon eye」をプリントしていますが、個人的には素材の違いにも注目してほしいモデルです。

使用しているのは、30/1引き揃え天竺に顔料プリントを施した素材。地染めした生地に顔料プリントを重ねることで、製品洗いを繰り返していくうちに、生地に独特な落ち感が生まれていきます。

新品の状態から完成、というよりも、着て、洗って、少しずつ変化していく。

ヴィンテージTシャツのような雰囲気を楽しめる一枚です。




※こちらはcol.blackを実際に3回程着用~洗いをかけたもの

同じキャラクターTシャツでも、プリントの見え方や生地の変化によって印象はかなり変わってくる。個人的には、少しラフに着て、洗いながら自分の一枚にしていきたいモデルですね。

こういうアイテムは、新品の状態ももちろん良いんですが、少しくたびれてきた頃が一番格好良くなりそうです。


“panic” cut-off mesh cap

そして最後は、メッシュキャップ。

wjkで長年定番として展開しているメッシュキャップをベースに、今回のコラボレーション仕様に仕上げています。

裁ち切りのディテールを随所に残した、wjkらしい無骨なベース。そこに「Mr Pigeon eye」のグラフィックを大胆にプリント。

Tシャツよりも、むしろこのキャップが一番取り入れやすいかもしれません。

普段、無地の服が多い人でも、キャップなら少し遊びを入れやすい。しかも本体には、撥水・防汚性に優れた素材を使用。見た目だけでなく、日常的に使いやすい仕様になっています。

深すぎず、浅すぎずwjkのキャップらしい、長年調整を繰り返してきた被りやすいバランスです。


今回のOhta Design × wjkを見ていて思ったのは、無地にこだわりのあるwjkだからこそ、グラフィックを入れたときに新鮮なアイテムとして生まれ変わる。ということ。

もともとグラフィックをメインにしているブランドが作るTシャツとは、少し違う。ベースには、長年積み重ねてきたwjkの素材やパターン、ディテールがあります。そこに、Ohta Designによる手描きのアートワークを重ねる。だから、グラフィックだけが前に出るのではなく、ちゃんと服としてのwjkらしさも残っている。

今回生まれた「Mr Pigeon eye」も、どこか肩の力が抜けている感じが良い。

ずっとストイックに、無骨に。

そんなイメージもあるwjkですが、たまにはこういう遊びがあってもいいですよね。

むしろ、長くwjkを見てきた僕からすると、こういう少し意外な一面が見られるのも面白いなと思います。

構えずに着る。でも、ベースにあるものはちゃんとしている。

今回のコラボレーションは、そんな少し新しいwjkの楽しみ方なのかもしれません。

個人的には、無地のwjkをずっと着てきた人にこそ、一度試してみてほしいコレクションです。

ではまた。

wjk press / 藤原