wjk press blog "2026AWシーズンのデニム素材”
こんにちは。
wjk プレスの藤原です。
今回は今シーズン2026AWのwjkデニムについて。
デニムというと、シルエットや加工、色落ちの話をすることが多いですが、今回はもう少し手前の「生地」に注目してみようと思います。
今シーズン使用している12ozデニムは、インディゴとダークチャコールの2色を展開。
同じ12ozのデニムですが、使っている糸や染めの違いによって、実はそれぞれかなり違った表情を持っています。
そもそも、12ozって?


デニムの厚みを表す単位として使われる「oz(オンス)」。
数字が大きくなるほど生地は厚く、重くなっていきます。
12ozは、デニムとしてはしっかりとした存在感がありながら、14oz以上のヘビーオンスほどの硬さや重量感はない。
個人的には、「ちゃんとデニムらしいけど、日常的に穿きやすい」くらいのバランスが12ozの良さだと思っています。
ジャケットにもパンツにも使いやすく、穿き込んだときのアタリや色落ちもしっかり楽しめる。
今回の素材も、この12ozという厚みをベースに、それぞれ違った表情を作っています。
col.58 / indigo

まずはインディゴ。
こちらは70年代のヴィンテージデニムをサンプリングした12ozネップデニムを採用しています。
特徴的なのが「ネップ」。
糸にあえて節や粒感を持たせることで、生地表面に独特のムラ感が生まれます。
均一に整ったデニムとは違って、ところどころに不均一な表情がある。
このちょっとした「粗さ」が、ヴィンテージデニムらしい雰囲気につながっています。
さらに、こうした表情は穿き込んでいくことでより面白くなっていく。
ネップによる生地の立体感に、自分の穿き方によって生まれるアタリや色落ちが加わって、少しずつ自分だけのデニムになっていきます。
新品の状態から完成されているというより、穿き始めてから育っていく素材ですね。
col.98 / d.charcoal

そして、もう一つがダークチャコール。
こちらも12ozですが、インディゴとはまた違ったアプローチで作られています。
タテ糸にはトップ糸、ヨコ糸にはチャコールの硫化染め糸を使用。
タテ7番手、ヨコ12番手で織り上げることで、しっかりとした質感を持たせています。
トップ糸ならではの色の奥行きも特徴で、単純な「黒」や「グレー」とは少し違う、独特なダークチャコールに仕上がっています。
こちらも穿き込むことで、ヴィンテージライクな色落ちを楽しめる素材。
インディゴとは違い、色そのものの奥行きや陰影が魅力のデニムです。
仕上げのワンウォッシュ。


インディゴ、ダークチャコールともに、製品でワンウォッシュをかけています。
生デニムのようなパリッとした硬さを少し和らげ、最初からある程度馴染んだ状態で穿き始められるのが特徴。
ワンウォッシュによって生地に自然な表情も生まれるので、12ozのしっかりとした存在感がありながら、穿き始めから比較的すんなり身体に馴染んでくれます。
もちろん、ここからさらに穿き込んでいけば、アタリや色落ちが少しずつ変化していく。
同じ12ozでも、異なる雰囲気。

インディゴはネップによるムラ感や立体感。ダークチャコールは糸使いによる奥行きのある色味。
それぞれ違った方法で表情を作っています。
さらに、どちらの素材もデニムの聖地・岡山で製作。
デニムは生地ができた時点で終わりではなく、穿き始めてから少しずつ変化していくもの。
特に今回の2素材は、それぞれ違った経年変化を楽しめるので、実際に穿き込んでいくのが個人的にも楽しみです。
ちなみに今シーズンはこの素材を使って、デニムジャケットとワイドバナナパンツの2型をリリース。
同じ素材を使っていても、アイテムになるとまた見え方が変わってくる。
今回は「生地」に絞って紹介してみましたが、シルエットやディテールについては、またオフィシャルブログでも詳しく紹介されると思います。
個人的には、新品の状態もいいけど、ここから何年か穿いた後がもっと楽しみなデニムだと思っています。
ぜひ実物の生地感も見てもらえたら嬉しいです。
ではまた。
wjk press / 藤原