2024 AW |EMMETI × wjk。テーラードフィッティングによる唯一無二のシングルライダース。

2024 AW |EMMETI × wjk。テーラードフィッティングによる唯一無二のシングルライダース。

イタリア製ラグジュアリーアウターブランド、EMMETIとのコラボアイテム。洗練されたレザーアイテムを数多く手がけるEMMETIの中でも、ブランドを代表するシングルライダース「JURI|ユリ」をベースにアレンジしています。


EMMETIとは

https://www.emmetiofficial.com/

EMMETIは、1975年にフィレンツェ近郊の町ヴィンチでファーコートとファージャケットの工房として創業したブランドです。15年前に日本市場での立ち上げ以降は、OEMアイテムや数多くの大手セレクトショップやブランドとのコラボを実現してきました。


 
元々はムートンコートなどのラグジュアリーアイテムが中心だったEMMETI。カジュアルアイテムとしてライダースを手がけるにあたって最初にセレクトしたのはダブルライダースではなくシングルライダースでした。

バイカーのための無骨なアイテムではなく、タウンユースできる上品なレザーアイテムとして完成したシングルライダース「JURI|ユリ」は、EMMETIを代表するアイテムです。

今回はEMMETIの佐々昌寛氏にこだわりをお聞きしました。

 

テーラードフィッティングのシングルライダース

一般的なライダースは、平面的な縫製とバイカーアイテムとしての無骨な佇まいが主流ですが、EMMETIのJURIはイタリアのテーラー技術を取り入れた、上品かつ革新的なライダースです。


 
平面縫製のアウターアイテムは首から肩にかけて生地がフィットせずに「首が抜ける」状態になることで体に負担がかかり、長時間着用すると肩が凝ってしまうようなアイテムも多くあります。

JURIはオーダースーツのテーラードフィッティングと同様に、首から肩にかけてライダース全体の重心が乗るようにフィットする立体的な縫製方法を採用。うなじから肩までのラインが長めに取られていて、肩まわりがぴったりとフィットするシルエットです。


 
ライダースを手に取ったときよりも、着用したときの方が圧倒的に「軽い」と感じられる1着。なで肩で体の厚みも薄い日本人の体型に合わせたフィッティングを追求し、手にしたときから長年着込んだようなフィット感が味わえます。


 
カジュアルアイテムの縫製はパーツごとに分担して大量生産が可能ですが、テーラードフィッティングの3D縫製は全ての工程を1人のテーラーが行うため手間がかかります。ですが、テーラードフィッティングにしか出せない唯一無二の着心地がJURIの魅力です。

 

こだわりのカーフレザー

 EMMETIオリジナルのJURIはラムスキンを使用していますが、今回のコラボでは特別に選定した上質なカーフレザーを使用しています。


 
比較的軽いラムスキンに比べて、カーフレザーは目が詰まって重いという特徴があります。そのためレザーを薄くする加工を施しても質感を損なわない上質な素材選びにこだわりました。

また、安価な顔料染めは行わないのもEMMETIのこだわりのひとつ。顔料による加工を施すとレザーが硬くなり着用した際に大きなシワが寄りますが、キメが細かくしっとりとした、人の肌のようなシワが入る滑らかな仕上がりです。


 
カラーはmocha brownとbrackの2色展開。スラックスなどと合わせた上品なコーデにも、カジュアルなコーデにもマッチします。

 

ディティールデザイン

ライダースの袖は一般的にはジップ仕様ですが、JURIはボタンカフス仕様。ハードさを軽減し、ブルゾン感覚で着用することが出来る上品なアイテムに仕上がっています。


 
ジップはアレンジを加え、wjkのミリタリーアイテムにも採用されているスイス製「riri」を使用。EMMETIが持つエレガントさとwjkのカジュアルさを、ディティールにこだわることでマッチさせています。

 

ものづくりへのこだわり

当初、イタリア現地のパタンナーには「こんなかたちのライダースが本当に売れるのか?」と疑問を持たれたそうですが、着心地に魅了されるファンの多さがその価値を物語っています。

日本人にフィットしたライダースをつくり上げるために現地のパタンナーとの綿密なコミュニケーションを重ね、また本場イタリアのテーラード技術により細部にまでこだわって仕上げられた唯一無二のライダース。


 
wjkが考える不変で普遍的な価値を体現するブランドとしてのリスペクトを込めてアレンジは最小限に抑えつつ、パーツやレザー選定にこだわって仕上げた唯一無二のシングルライダース。

ぜひその着心地をお試しください。