【ミリタリー01】US|ミリタリーの王道を再構築した、wjkのUSミリタリー。

【ミリタリー01】US|ミリタリーの王道を再構築した、wjkのUSミリタリー。 - wjk

wjkの最重要ファクターである「ミリタリー」のアイテムについてご紹介します。その中でも今回は、無骨なデザインと言われるアメリカ軍の名作を元にした3アイテムをチョイスしました。


 wjkが考えるミリタリー

wjkのミリタリーアイテムは、アメリカ軍M65、フランス軍M47、ドイツ軍German Trainerなど、各国軍の名作といわれるモデルを網羅。原型となるそれらのモデルに対して極力不必要なアレンジは加えず、オリジナルのデザイン要素を大切にしています。別物へと変容してしまうようなアレンジはしない代わりに、ファッションアイテムとしての快適さを追求し、野暮ったさを払拭したタイトで美しいシルエットへ昇華させています。

素材や仕様はケアのしやすさ、普段使いのしやすさを大切にし、ファッションアイテムには不要な耐久性などを削ぐことで現代にフィットさせています。その上で、実際に軍開発された素材を可能な限り使用したり、無骨さや迫力、ヴィンテージ感を作り出す緻密な加工には妥協しない。細部にこだわったwjkのミリタリーは、本物の持つ魅力を残した「新品で買える古着」のような佇まいで男心をくすぐります。

 

 

01|Neo M66

 

多くのブランドがベースとするミリタリーの名作、1965年に採用されたアメリカ軍のフィールドジャケットであるM65。このモデルは映画『Taxi Driver』でロバート・デニーロが着用したことでも有名なUSミリタリーのマスターピースと言えます。これを元にしたのが、「Neo M66」。M66というネーミングはwjkのオリジナルで、M65の次世代版といった意味を持たせています。

本来のM65は重ね着や運動性を考慮したビッグサイズで、他のブランドでも大きなシルエットで作られることの多いモデルですが、極限までタイトにアレンジしたwjkのM66はリリース当時、全く新しいシルエットとして後続に大きなインパクトを与えました。1枚で着てもサマになる、wjkの代名詞と言えるアイテム。今回で第三期モデルとなるこの「Neo M66」は、生地やキルトライナーの仕様などにこだわり、進化を続けています。

本体はwjkが「デストロイ・コットン・ツイル」と呼んでいる、ダメージ加工をしたストレッチ性のないコットン100%の生地を使用。古着のような印象に仕上げるために、胸ポケットのフラップなどはあえて生地が縮んだようなタックを寄せて縫製し、バイオウォッシュとグラインダー加工を施しています。着古した風合いを再現し、ハードで無骨な印象に仕上げています。この加工は化学繊維では細かな繊維のほつれができてしまうため、綿100%でしかできない加工です。

 

デザインでは、手の甲を保護するための三角形の形状はオリジナルを踏襲しています。ストレッチのない生地を使いながらもタイトなシルエットにするために、袖と背中部分にアクションリブを採用。動きやすさをプラスすると共にバックスタイルのアクセントになっています。

 

中のキルトライナーは単品で着られるよう、縫い目が折り重なるパターンで縫製を施し、本来のモデル同様に脇の空いたデザインに。中綿は「プリマロフト」という、実際に軍で使われていたダウンに近い機能性の人口繊維を採用しています。

 

実際に戦地で使われていた古着には、兵士の名前や戦地がマジックで書かれていたり、ストーリーが感じられるものが多くあります。MILスペック(Military Specification)​​と呼ばれる軍の製品規格を示すタグもその一つで、その名残として「Neo M66」には内側に小さなポケットを配置しています。

 

 

02|OG-107 utility-shirt

 

1950年代半ば頃から長きに渡りアメリカ軍の主力戦闘服であり続けた、ユーティリティーシャツ、OG-107。OGは「Olive Green」の略で、整備士なども含めた米陸軍のほぼ全ての機関で採用された名作です。

wjkのデザインでは、オリジナルモデルの無骨な雰囲気を維持しつつ、いわゆるアメカジらしいカジュアルさを抑えたディティールにこだわっています。階級などを示すワッペンはオリジナルでは黄色い縁取りや色鮮やかな絵柄で刺繍されていますが、wjkでは目立ちにくい同系色に。名前や所属が書かれていた胸のテープ部分も同系色でアクセントとして残しています。

 

縫い目を2本線にすることで生まれる凹凸(パッカリング)は、ダメージ加工により凸面が擦れて程よい無骨さに。ボタンは、縫い留めた糸が摩耗して切れにくいように中央が凹んだ、オリジナル同様のミリタリーボタンの要素を採用しています。

 

シルエットは、前後の生地パーツだけでなく「細腹(サイバラ)」と呼ばれる脇腹部分のパーツを使用することで、体にフィットさせています。また、実際のモデルはコットンサテン素材ですが、ストレッチサテン素材へ変更することでタイトなシルエットながらも快適な着心地を実現しています。ヴィンテージのもつ趣をそのままに、wjkらしい美しいタイトさを楽しめるアイテムです。

 

 

03|M65 skinny pants

 

「Neo M66」で紹介したM65ジャケット同様、名作と言われる米軍M65パンツ。一般的なカーゴパンツの元となったモデルです。

前後4つのフラップポケットと、左右に2つの大きなマチ付きポケットを持つ6ポケットパンツに、脚部の中央にはタックを寄せたニーダーツ仕様。原型モデルにある、裾部分を絞るためのドローコードや、止血テープと呼ばれるサイドポケット内の布テープ、ウエスト部分のサイドアジャスターは排除し、すっきりとした印象に。

 

ダメージ加工もせず、スキニーでタイトなシルエット。ポケット配置などの全体のパターンの面白さを活かすために、程よく要素を省いたライトなアレンジで、Tシャツ1枚だけを合わせてもサマになるパンツに仕上げました。

生地に関しては、本来のモデルは耐摩耗の観点からサテン生地を使用していますが、wjkはファッションアイテムとしてストレッチサテン生地を選定。ストレッチ性をプラスすることでタイトなシルエットのまま運動性をプラスし、美しい光沢も楽しめます。

なるべく原型となるモデルの要素や当時の素材は活かしつつ、現代のファッションアイテムとして日常にマッチさせ、普遍的な魅力を追求したアイテムです。


 普遍的名作をリスペクトして創る、wjkのUSミリタリー

wjkがミリタリーにこだわる理由。それは、名作と呼ばれる服には「良いものは変わらない」というwjkの信念に通じる魅力が備わっているからです。

多くの予算がかけられるUSミリタリーは、合理性を追求した試行錯誤がなされ、機能性も高く事実上ミリタリーのスタンダードと言える存在です。ミリタリーに馴染みのない方でも耳にしたことのあるような、ポーラテックフリースなども、軍開発に採用された機能素材として一般に普及しています。

「不変的・普遍的な名作は、どんなものでもソースにしていきたい」

ミリタリーに限らず、変わらない理由のある名作はリスペクトを持って再構築し、wjkらしい表現で昇華した服に仕上げていく。「流行っているから」という理由ではなく、「良いものを長く使ってもらうためには」という視点で不変と普遍を考えるwjkだからこそ、こだわりを持ってミリタリーシリーズを展開しています。

次回は、USミリタリーとはまた違った魅力を持った、ユーロミリタリーについてご紹介します。


 

 

Neo M66

¥132,000 TAX IN

※現在はお取扱いがございません。

OG-107 utility-shirt

¥39,600 TAX IN

※現在はお取扱いがございません。

M65 skinny pants

¥36,300 TAX IN

※現在はお取扱いがございません。